第8回 足立典子さん「もう今しかない!と思って申し込みました」

11年4月にNZで3週間ホームステイを体験された後、イギリスでのホームステイも経験された足立典子さんのインタビューです。

1.今しかない、と思って申し込みました

このプログラムに参加したきっかけからおしえてください。

退職後3年間、週に1回英会話学校に通っていたんです。その英会話学校でこのミドルエイジプログラムのパンフレットを見つけました。 いろいろ家庭の用事もあって、すぐには行けなかったけど、本当は、 3 ヶ月の方に行きたいと思っていました。でも主人はまだ働いているし、 88 歳で一人暮らししている母が 3 ヶ月行くのは許してくれなかった。 3 ヶ月わたしがいなくなると、何かあったときに、不安ですものね。

去年は息子の結婚式があってあきらめたのですが、今年は、もう今しかないと思って申し込んだんです。そしたらクライストチャーチで地震があって、もう母には絶対反対って言われました。でも、その後東北で地震があって。。。どうしようかと思ったのですが、今度は母が行ってもいいって言ったんです。日本にいても、明日生きているかどうかわからないですものね。

実際行ってみて、初めてのホームステイはいかがでしたか?

説明会で、NZの料理は質素だと聞いていたのですが、わたしのホストマザーの Jean は割と料理がお上手で、同じメニューは 3 週間で二度と出なかったです。わたしが喜ぶから次々といろんな料理を考えてくださったのかもしれません。オーブンをずっと駆使してお料理されていて、お皿から何から全部オーブンに入るから、毎日お部屋中オーブンのあったかさでいっぱいでした。

Jean はイギリスで小さな宿屋さんみたいなのをなさっていたそうで、接待なさるのが好きみたいでした。ランチボックスも豪華だったし、何回もホームステイの受け入れをされているみたいで、すごく細やかで、慣れていらっしゃいました。

ホストファザーのブライアンはご病気があったせいか、わたしが一人で歩きたいとか、一人でなにかをしたいというのは、心配でたまらなかったみたいです。バスで通学することについても、バス停まで歩くのが無理だと地図まで書いて主張するので、他のみなさんは次の日からバスに乗ってきていているのに、わたしだけ最初の1週間は毎日送り迎えでした。実際バス停までは 10 分か 15 分くらいで、何回か散歩で行ったくらいだったんですけど、大丈夫だからと言ってもなかなか受け入れてもらえなくて。ホームステイカウンセラーの恵子さんにも「どうしたらいい?」って相談したくらいです。ホストの方は、お孫さんの学校の送り迎えもあったから、そのついでに私を送ってあげようという気持ちもあったみたいですが、最後は Jean がわたしの気持ちを察して、わたしのいないときに、「典子はこう思っているんじゃないか」みたいなことをブライアンに言ってくださったんだと思います。2週目からやっとバスで通えるようになりました。

このバスの件以外は、ほんととてもやさしくて、わたしがいろんなことに戸惑っていてもいつまでも待っていてくださる Patient 、我慢強いホストファザーでした。
学校では必ずホストファミリーと一緒にやるような宿題を出してくださるので、「宿題の時間はどうしたらいい?」ってに聞いてみました。すると「ニュースが終わってからがいい」と言わたので、夜 7 時からが英語の勉強の時間になりました。

ホストファザーのブライアンと二人で、真向かいに座っておしゃべりするのですが、宿題で出ている内容は、ほんの 5 分で終わってしまうんです。そしたら「もうないのか?」って聞かれるので「今日はこんな勉強したよ」って話したら「他には?」「もうないのか。」ってさらに聞かれるんですね。「明日わたしはどんな話をしたらいいかな? Good Morning だけじゃつまんないから。」って言うと「じゃぁ明日の典子のタスクはこれとこれとこれをちゃんと言うことだ。」って逆に宿題を出してくれました。それから毎日必ずブライアンが宿題を出してくれるので、そのことについて「今日はこれを言ったよ。そしたらこんな風に返しはったよ」みたいな話を9時くらいまで、毎日 2 時間していました。

もちろん、その間にすごく困ることもあるんですよ。でも、困って言葉が出ないときでも、ブライアンがずっとつぶらな瞳でわたしのほうを見つめて、わたしの言葉が出るのを待ってくれるんです。だから、そういう時間も含めての2時間くらいですけど、毎日教えてくださいました。本当にしっかり受け入れてくれるホストファミリーに恵まれたと思います。

Jean も懐の大きなお母さんで、ほんといいホストファミリーに恵まれて楽しかったです。

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